海遊館に行ったお話【Be Happy!交流会2016 in OSAKA】
2016年4月、Be Happy!のライターらで交流会を兼ねて大阪観光をしてきました。
その時のダイジェスト動画は「Be Happy!ライター大阪に終結!!」の記事よりご覧いただけます。
観光では2日間で海遊館、天保山、大阪城へ行きました。
参加メンバーはライターから車いすユーザーが5名、視覚障害者(弱視)が1名。そこに医師やトレーナーなどの専門職、家族などを加えて、2日間で総勢16名となりました。
果たしてどのような観光になったのでしょうか。行きたいところへは行けたのか? 難しかったことはなんだったのか?
今回の記事では「海遊館」について、動画にはなかった部分も含めて、わたくし副編集長・天田大樹がお伝えします。
海遊館ってどんなとこ?
海遊館とは、世界でも上位五指に入ると言われる屋内水族館です。
「すべてのものは、つながっている」のコンセプトの元、太平洋を模した巨大水槽を中心とする14の水槽で、環太平洋の美しくダイナミックな海の世界を再現しています。
入館者の約6割はなんとリピーター!いつ行っても楽しく、飽きさせない工夫やイベントが施されているんですね。かくいう私も、これまで5?6回は来ていると思います。
今回の参加メンバー
館内は8階建になっており、らせん状のスロープを下りながら回っていきます。
設備としては車いす用トイレ、音声ガイド、授乳室などがあります。
以前に編集長・横山和也が海遊館について紹介している記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。
⇒世界最大級の水族館「海遊館」
秘密のエレベーターに乗って館内へ
受付を済ますと業務用の扉からバックヤードへ…。「エレベーターを乗り継いで上まであがります」の案内でどんどん奥へと進んで行きます。。
[caption id="attachment_2414" align="aligncenter" width="300"] 親鴨についていくヒヨコのように列をなして進む車いす御一行(笑)[/caption]
そして現れたのが超巨大エレベーター!!
なんと車いす5台、ベビーカー2台、さらに大人が何人か乗ってもまだ少し余裕はあるぐらいの大きさです。
こちら、ダイジェストムービーよりスクリーンショットしたものになります。
「ダイオウイカがこれに乗るらしい」の字幕は…はい、スミマセン、少し盛りました。
「イルカを運んだりするんですよ」というスタッフさんの言葉を、ライターの柏岡氏が「へぇ、イカが」と聞き間違え、天田きゃぴばらが「ダイオウイカも乗るんかなぁ」ととぼけ、編集長が「いや、乗らんやろ!てかおらんやろ!」という、さすが関西人らしい、一連の流れからこうした字幕にしました。
そうして、一般の人はまず乗れないであろう秘密のエレベーターに乗って、いよいよ本当の意味での館内へ入っていきます。
北極圏エリアの寒さにやられる車いすユーザーたち
ゆっくりと回って1時間半ぐらい、海遊館もいよいよ後半戦です。
北極圏エリアに入ると少しひんやりします。最初は涼しいかな?ぐらいに思っていたメンバーも、10分も過ごすと口を揃えて「さ、さむい!」。
そうなんです、脊髄損傷者はみんな寒さに弱い。体温調整機能が働きにくかったりするんですよね。
記念撮影だけして、早々に北極圏を脱出しました。
脱出してからも長谷川氏は日なたで震えていましたが(笑)
期間限定エリアも満喫
私たちが海遊館を尋ねた際は「シャークワールド」という、サメの捕食を探るというコンセプトの展示が開催されていました。
このエリア自体そんなに広くなく、他の場所に比べてやや通路が狭いため、混雑具合によっては車いすでの移動は少し大変です。
特に柏岡氏の車いすは大きいため、方向転換にはかなりの苦労を強いられました。
しかし、サメの実物大(と思われる)歯型が置いてある絶好の記念撮影スポット。ここは外せないだろうということで、図々しさを持ってグイグイ責めました(これ大事です)。
そして、まるで柏岡氏がハマるために空けてあったスペースと言っても過言ではないぐらい、歯型台の幅が車いすの幅にピッタリ!
下からの照明がいい感じで、「神々しい柏岡氏」というタイトルのついたこの写真は、2150年頃、海遊館に展示してもらう予定です。
まとめ
エリアによってハード面の課題、ソフト面の課題、そして私たち側にもそれぞれにできることできないこと(しにくいこと)がある中、「いかにして楽しむか」という課題があった今回の海遊館。
それでも館内は基本的にバリアフリーであり、車いすユーザーに対する案内などはスムーズで、「海遊館を満喫する」ということは十分に果たせたように思います。
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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