車椅子を安全に積み込み可能。「ウインチェア」

2015年08月02日

ライターの天田大樹です。 前回は足が使えなくても手で車の運転ができる手動運転装置についてご紹介させてもらいましたが、車椅子ユーザーにとってもう一つ大切なことは「車椅子の積み込み」ですね。 私もそうですが、いくら車で移動できるといっても、車を降りてからは車椅子を使用することがほとんどです。 とは言っても車いすも10kg前後…重いものだと20kg、30kg…というものもあります。 そんな時に活躍するのが、車椅子の積み込みを楽にサポートしてくれる「ウインチェア」という装置です。

車椅子の積み込みが楽に!安全に!簡単に!

ウインチェアとは、電動でベルトを上下させて車椅子の吊り上げ・吊り下げを行うアーム型の装置です。
トランクルームやスライドドアの開口部など、ある程度希望に沿った位置に取り付けることが可能で、スイッチ操作のみで力を使わずに車椅子を積み込むことができます。
自分で車椅子を持ち上げる必要がないため、安全かつ簡単で、腰などへの負担もありません。
ということで、力はいりませんが、私の付けているタイプのウインチェアは車椅子を吊り上げるだけなので、車の中に収納したり、スイッチを操作する動作は必要となります。

ウインチェアの種類

吊り上げる車椅子の重さによってグレードが変わってきます。
20kgまで吊り上げられるもの、40kgまで吊り上げられるもの、80kgまで吊り上げられるものなどがあります。
また、通常ウインチェア本体から出ているスイッチを操作するのですが、リモコン操作に対応したものもあり、使い方に応じて選択していくことができます。
さらにさらに、車の上部に専用の荷台を取り付け、そこに車椅子を格納するようなタイプのものもあります。

ウインチェアの値段

私の付けているウインチェアは20万円程度だったと思います。
手動運転装置と同様、決して安くはない値段ですが、車椅子を持ち上げるのは大変です。
身体への負担や、転倒のリスク、力がなくても車椅子の積み込みが可能になることで広がる可能性を考えると、その価値はあるのではないでしょうか。

ウインチェアのデメリット

ウインチェアをミニバンなどに取り付けた場合、3列目シートが格納できなくなる可能性がある他、装置で場所を食います。私はHONDAのFITに取り付けていますが、車椅子とウインチェアでトランクルームはほぼいっぱいです。 

↑ウインチェア収納時。

ここに車椅子が入るとトランクはいっぱいいっぱい!

車上部に格納するタイプの物は、車内の空間は確保されますが、逆に駐車場や高架下を通る際に制限がかかる可能性があります。 ウインチェアを取り付けることでどんな制約がかかるのかはよく考えてみたほうがいいでしょう。

最後に

実は、1,2年はウインチェアを使っていたのですが、その後自分の力で車いすの積み込みができるようになり(ちょっと危険ですがその方が早い)、今では全くウインチェアを使わなくなりました。 そしてしばらく使わない間に壊れてしまったのか、今はスイッチを操作してもうんともすんとも言わず、完全にお荷物状態です(笑)
こうなると早く取りたいなぁと思うところですが、自分の行動範囲を広げてくれる手助けをしてくれたウインチェアには感謝しています。


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