新幹線でプライベート空間を実現!魅力的な多目的室

2015年04月22日

車いすユーザーが快適に新幹線に乗れる多目的室のご紹介です。

多目的室の中はどうなってる??

多目的室には2人がけのシート、パイプ椅子、収納式のテーブル、鏡、コンセント、連絡用のブザーがあります。

多目的室箱は個室になっていますので、車内販売は連絡用ブザーを押せば対応してくれます。また、トイレ(もちろん多目的トイレ)は多目的室の目の前にあるのでかなり安心です。 

個人的に一番驚いたのはパイプ椅子です! 座面が客席の柄と一緒なんです。こだわり方がおそるべし JR!!

多目的室のスペシャル機能!

長時間の移動で車椅子に座っているのが大変という方にスペシャルな機能があります。

それは2人がけのシートがリクライニングしてベットになる事です!もし、体調がすぐれない時は横になることができます。ただ、シートをフラットにすると車いすが多目的室に置けないのが問題ですね…。

至れり尽くせりの多目的室ですが、悪い面もあります。
それは、室内が走行中の音でうるさい事です。特にトンネルもうるさく、ちょうど新幹線のトイレの中をイメージしていただけたらわかりやすいかもしれません。

多目的室利用までの手続き

多目的室は原則、予約することができません。

ただし、車椅子ユーザー等で障害者手帳等の証明書があれば多目的室を指定席のように予約することができます。多目的室は新幹線に対して1室しかないので、特に繁忙期などでは指定した時間で取れないことがあります。多目的室は利用する1ヶ月前から予約出来るので、早めに予約しましょう。

新大阪車いす受付ダイヤル→06-63062857
※上記のダイヤルから予約した場合、乗車券および特急券の受け渡しは新大阪駅となりますのでご注意ください。

最後に

一般の方は予約はできませんが、車掌に申し出ることで、母親の授乳や着替え、体調の優れない方や子供が大騒ぎして車内で迷惑をかけてしまう時など、多目的室が空いていれば使用することが可能です。

多目的室は比較的に空いていることが多いので、快適な旅を送るため、トラブルが起きた場合でも対処出来る一つのツールとして覚えておいてはいかがでしょうか?

さらに車椅子ユーザーでも新幹線を利用する事で、旅行先の選択肢が広がる事間違いなしです!


※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。

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