車いすユーザーが電車に乗る方法とは⁉︎

2019年08月27日

車いすの方が電車に乗るための方法((手順)についてご紹介します。

まずは切符の購入へ

私の場合、自動券売機で切符を一人で購入できないので直接「駅長室」で駅員に切符の購入を頼みます。

駅長室の場所がわからない場合、自動券売機の「呼び出しボタン」を押して頼むこともあります。

最近では、ICカード(PiTaPaやPASMOなど)があり、切符をわざわざ購入しなくてもいいので、非常に便利です。
※一人で電車に利用すると、電車によっては乗車券の障害者割引が適用されない場合があります。

改札口

車いすが通れる幅の広い改札口は、主に駅員室の近くに設置されていることが多いようです。

改札口の近くにいる駅員に行きたい駅を伝えれば、電車に乗る時、降りる駅でスロープを用意してくれます。

途中で乗り換えがある場合でも、最終的に行きたい駅を伝えれば、電車を乗り換える駅にも連絡をしてくれます。

スムーズに乗車…と思いきや!

ホームに行くと駅員がスロープを持ってきて指定の車両に案内をされます。

電車が来ると、スロープを車両にかけてもらい乗車します。

降りる駅によっては駅に連絡ができるまで、何本も電車を見送る場合があります。

他にも乗りたい車両の位置をこちらで決めてしまうと、降りる駅への連絡が後手になり、タイミング によっては電車を見送らなければなりません。

降りる時のドキドキ!

目的の駅に着くと、あらかじめ連絡を受けた駅員がホームで待機しているので、スロープをかけてもらい降車します。

しかし!

連絡ミス等で降りたい駅に駅員がいない事があります。
私もそのような経験を何度もしたことがあり、その場合、同じ車両に乗っている人に声をかけ、降りるのを手伝ってもらいました。

まとめ

車いすユーザーが電車に乗るにはスロープの用意が必要なので、どうしても手間がかかります。

私は自走式車いすなので、介助があればスロープなしでも降りる事ができましたが、大型の電動車いすはそういうわけにはいかないので、電車から降りれず、非常に困ることになります。

常設のスロープが設置されれば、好きな時間、好きな場所で電車に乗り、降りる時のハプニングの不安もなくなります。

さらに、周囲の方々が車いすの介助方法を分かっていれば、(一部の車いすは除きますが…)スロープがなくても電車の乗り降りができます。 そのようなユニバーサルな社会になって欲しいと願います。


※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。

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