車いすの人達の気持ちが分かる11のコト

2015年04月15日

車いすが感じる日常のあるあるをご紹介します。

商品棚の上棚が見えない

基本的なよくある車いすに乗っている方の視点は100cm程度なので、最上段や二段目ぐらいまで商品は見えないし、取ることもできません。

スーパーマーケットにある生鮮食品などの冷蔵ショーケースは上部に鏡がついてる場合があり、上棚の商品を確認することができたりもしまーす!

歩きスマホしている人とぶつかりそうになる

最近、様々な場所で見かける歩きスマホですが、車いすユーザーにとっては本当に危険です!

歩きスマホをしている人の視界は極端に狭くなっています。そんな状況で車いすが近づいてきても、車いすユーザーは高さがないので、気づくのが一瞬遅れ、間に合わずぶつかってしまうこともあります。

 

点字ブロックがあると進みづらい

点字ブロックは皆様ご存知の通り、視覚に障害ある方が足裏の触感覚で認識できるよう、突起を表面につけたもので地面や床面に敷設されているブロック(プレート)のことです。

歩道や駅のホームなど安全に進むための車いすの走行ルートと点字ブロックの配置が同じになることが多く、車いすにとって障害になります。

雨の日に外出するのが憂鬱になる

車いすユーザーにとって「雨」というのは最大の障壁であると言っても過言ではありません。

雨をしのぐためには雨ガッパしかありません。車いすは基本的に両手で漕ぐので、移動しながら傘を持つことができません。仮に電動車いすなど傘をさせても非常に危険です。

車いすユーザーは立つのが困難な方も多いため、上下分かれた雨ガッパよりも上からかぶれるポンチョ型がよく使われている印象があります。

また、手動車いすだとハンドリムが濡れて滑ってしまいこぎにくくなったり、電動車いすはバッテリーなど濡れないようにしないといけません。

子供とよく目が合う

車いすユーザーの視線と子供の視線が似ていることから非常によく目が合います。他にもベビーカーに乗った子供もバッチリ目が合います。

また、「車いす」というものが子供にとって珍しい事もあり、じーっと見つめられます。

私の車いすは移動の際、前輪が3色に光るので、すれ違って通り過ぎたとしても振り返られます(笑)

後ろから話しかけられても誰かわからない

車いすの真後ろは完全に死角となります。

健常者でも車いすのブレーキをかけ、後ろに振り返ろうとしても体が回らず後ろが見えません。もちろん、車いすごと回転すれば後ろは見えますよー!

ですので、車いすユーザーに後ろから話かけられると大抵ビックリします!

杖をついている高齢者と譲り合う

実際にあった私の体験談ですが、エレベータで杖をついた高齢者と一緒になりました。
もちろん、私は先に出てもらおうとエレベーター内の「開」を押していましたが、私が車いすだった事もあり、譲り合うという不思議な現象が起きました(笑)

・歩くことのできない若い車いすユーザー
・杖をついて歩くことができる高齢者

どちらが優先というのもありませんし、私は譲るようにしています!

皆様どうですか?

いきなり助けられる

車いすで生活していると段差やスロープなどによく出くわします。

超えれない段差や登れない、また下れないスロープもありますが、時間をかければ自力でいける場合もあります。

そんな時、必死で車いすを漕いでいるように見えるみたいで、いきなり助けられる事が多いです。

何も声をかけずサポートとされるとビックリしますし、サポートがなくても大丈夫な場合もあります。

ですので、
「何かお手伝いできることはありますか?」
お声がけをお願いします!

基本的に試着室に入れない

皆様、洋服屋に行った時、気に入った服があれば購入する前に試着しますよね。

車いすユーザーは試着室が狭く車いすごと入れない場合が多いので、ズボンなど試着できません。ですので、大体のサイズで試着もせず購入する事もあります。

最近ではUNIQLOなどでは車いすでも入れる試着室が常備されるようになってきました。

同じ店に二回も行くと常連客になる

車いすだと目立ってしまうのか、それとも印象的なのか、同じお店に2回も行くと確実に覚えられます。

飲食店などでは車いすでも座りやすい席など用意してもらったりサポートしてもらうことが多いので、同じお店に3回も行けばもう顔パスです(笑)

 

こちらからぶつかっているのに「ごめんなさい」と謝られる

人混みを移動するとこちらからぶつかってしまうことがよくあります。

そんな時に限って「ごめんなさい」と謝られてしまいます。心理的なものなのかわかりませんが、この現象がよく起きています。
 

 
皆様、いかがだったでしょうか?
これだけではありませんが、少しでも車いすユーザーの気持ちわかってもらえたら嬉しいです!


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