見えづらくても女子力向上推進委員会会報vol.1 「メイクにおける悩みごと」

視覚に障害があってもメイクはしたい・・・。でも見えてないからこそ困ることってありますよね。
そんな方たちにも耳より?!情報を提供する委員会を立ち上げました。
見えづらくても女子力向上推進委員会について
こんにちは♪
この度、「見えづらくても女子力向上推進委員会」の会長に就任いたしました、かぴばらのばらさんと申します。どうぞよろしくお願いします。
私はもともとファッションやメイクにとても興味があって、自分がオシャレだなと思えるものを持ちたかったり、流行のメイクにチャレンジしたりしたいという気持ちが強くあります。
でも、視覚に障害があると、オシャレを楽しむ上で、けっこう制限を受けてしまうこともしばしば。たとえば、雑誌を読んで情報収集することが難しかったり、あまりカッコイイとは思えない電子ルーペやライトを持ち歩いて、人前で使わないといけなかったり、メイクが思うようにできなかったり・・・。
でも、だからといって、オシャレをすることを諦めるのは絶対嫌だなって思っていて、どういう工夫をしたら、受けている制限を少しでも緩和できるのかを常に考えながら暮らしています。
こちらの委員会では、会報という名の記事を通じて、私がしている工夫や、オシャレを楽しむための便利なツールの紹介などを行っていこうと考えています。
視覚に障害のある方はもちろん、そうでない方にも楽しんでいただける情報を公開していこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いします♪
記念すべき会報vol.1では、私の現在の状況と、メイクをする上での悩みごとについて書いていきます☆
ばらさんには、自分の顔がどれくらい見えてる??
洗面所やドレッサーなどの前に普通に立って鏡を見た場合、「なんとなく顔が分かる」という程度の見え方です。
それぞれのパーツがだいたいどのあたりにあるのかというのが分かるくらいのイメージです。
5㎝くらいのところまで顔を鏡に近づけると、もう少し見えやすくなりますが、それでもシミやソバカスなどカバーしたいものがどのあたりにどのくらいあるのかわ分かりませんし、鼻毛が出ていても見えません。
まつ毛も正面からではほとんど見えませんし、クマなどもほぼ分かりません。シミやシワ、クマなどが見えないのは、ある意味ではとても幸せなことですが、オシャレを楽しむという観点からはちょっと困ったものです。
そんなばらさんの、メイクでの失敗談を教えてください。
今でこそ、いろんな工夫を考え出して、ある程度の普段メイクであれば、鏡を見ずに、普通に外に出られるレベルではできるようになりましたが、それもやはり「慣れ」。
最初のうちは、ずいぶんと失敗もしていたし、(今でもたまにミスしてうることはありますが)毎日ハロウィンみたいな顔になっていたこともあります。
よくやってしまっていた失敗は「THE 塗り壁」どうしてもカバーできているか気になってしまうことと、ファンデーションなどが、「今どのくらいついているのか」が掴めなくて、粉をふくまで塗ってしまっていたり、塗りすぎて真っ白になっていたり・・・。
あとは、丸い壺状の便に入っていたクリームファンデーションと、同じような瓶に入っている普通の保湿クリームをずっと間違っていて、およそ1か月にわたって、太陽のさんさんと降り注ぐ街中を、ほぼすっぴん・紫外線ノーケアで歩き回っていたということもあります。
そんなばらさんが、メイクで一番難しいと思うことは何??
私の場合は左右の視力も大きく違います。
視力の左右差があるとどういうことが起こるかと言うと、分かりやすい例で言えば「丸いケーキを二等分できない」ということです。
(丸いケーキがなかったので四角い豆腐を切ってみました)
真剣に真ん中で切っているつもりでも、どうしても見えていない側が大きくなってしまいます。
りんごを半分に切っても、見えている右側のりんごは、妙にうすっぺらくなってしまいます。
あと、遠近感も狂うので、メイクにおいでだと、「左右のバランスが取れない」「狙った位置に眉ペンなどを着地させられない」ということが発生します。
さらに見えづらいと、失敗したら、「どこがどう失敗しているか」が見えないので、顔を洗って一からやり直し!!みたいなこともあって大変です。
さいごに
いかがだったでしょうか。
次回の会報からは、そんなばらさんがメイクにおいて工夫していることや、ばらさんが試まくって行き着いた、「失敗の少ないコスメ」などを紹介していきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは次回の会報でお会いしましょう♪
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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