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車椅子ユーザーでも車の運転が可能に。「手動運転装置」


ライターの天田大樹です。

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受傷当時は高校生で、入院・リハビリを経て復学した際の移動手段は主に電車だったのですが、通勤ラッシュの中、車いすで電車に乗るのは難しいだけでなく、危険も伴うものでした。

また、大学へ進学した時は大学近くで一人暮らしをし、車いすを使って通学していたのですが、夏の太陽が容赦なく照りつける中、冬の凍えるような風が吹く中、そうして移動することは体力的にもかなり負担でした。

そこで考えるようになったのが車での移動。

足での操作が困難な場合でも、手動運転装置というものがあることを知り、早速免許を取りに行きました。それまでは遠出したり、一人で外出することを躊躇していましたが、手動運転装置を取り付けた車を手にし、ビックリするぐらい行動範囲が広がりました。

今回はそんな自分の可能性をも広げてくれる、車の手動運転装置のご紹介です。

 

手動運転装置とは

足でアクセル、ブレーキを踏んだり、即座にコントロールするのが困難な場合、その操作を取り付けた手元のレバーで可能にするものです。

手動運転装置

様々なタイプのものがありますが、私の使っている装置はレバーを手前に引くとアクセル、押すとブレーキになります。

ウインカーやクラクション、ヘッドライト、ハザードなども手元の操作でできるものもあります。

 

手動運転装置の特徴

ここでは紹介しきれないほどたくさんの種類があります。

グリップの形状、各操作スイッチの場所…業者さんと相談しながら体の状態に合わせてオーダーメイド的に考えていくことも可能です。

「手動運転装置」と検索するか、ディーラーさん等で相談してみてください。

ちなみに私は「ニッシン自動車工業」の「AT型」という握力の弱い人向けのモデルを取り付けています。

 

手動運転装置の価格

私の付けたスタンダードな機能のものは、2010年当時で17万円ほどだったと思います。

高いですね…。

ですが、市区町村によっては自動車改造費の補助金制度が使えます。

大阪市の交付要綱では「身体障がい者が就労に伴い自ら運転する自動車の改造に要する経費を補助することにより、その自立更生と福祉増進に資することを目的とする」と書かれており、最大10万円まで支給されます。

ただし、この「就労に伴い」というのがミソで、当時学生だった私はこの補助金制度を利用することができず、実費で取り付けるしかありませんでした。

詳しくは各市区町村窓口にご相談ください。

 

最後に

補助金制度を使ったとしても、手動運転装置は決して安い物ではありません。

しかし、天候や人ごみ、目的地までのバリアフリーに悩まされずに移動できるというのはとても魅力的です。

自分が運転するのだから、自分のペースで計画を立てれるというのもいいですね。

次回は車椅子を車に積み込む装置についてご紹介できればと思います。


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