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革命的なイヤホン!AppleのAirPodsはユーザビリティなイヤホンになり得るか【後編】


前回の記事では従来のイヤホンでの困りごと、AirPodsの特徴について簡単に紹介しました。

今回は後編ということで、頸髄損傷の私が実際にAirPodsを使用してみて感じたことを書いていきたいと思います。

前回の記事はこちらをクリック>>革命的なイヤホン!AppleのAirPodsはユーザビリティなイヤホンになり得るか【前編】

電源を入れる必要がないのはやはり便利

AirPodsはケースを開けただけで自動的に電源が入ります。

これまで使っていたワイヤレスイヤホンは電源を入れるのに小さいスイッチを押す必要があり、指先に麻痺がある私にとっては少し煩わしい作業でした。

それが使う時に耳に挿すだけで良くなり、とてもスマートになりました。

取り出す=電源が入っている状態ということで、その分かりやすさもグッドポイントです。

装着後の干渉が少なく快適

これまでのイヤホンではコードがクラッチに引っかかったり、車いすを漕ぐ時にコードが引っ張られるということがありました。

鞄のベルトや横を向くだけでコードが引っ張られることもありますよね

しかし、AirPodsは一切コードがありません。クラッチを使う時や車いすを漕ぐ時、立ったり座ったりする時もコードのことを心配することなく動くことができます。

激しく動いた時に落ちないかどうか心配していましたが、これが意外に大丈夫。車いすを思いっきり漕いでみても、頭を激しく振っても落ちませんでした。

本体も非常に軽く(4g)、ずっと付けていてもいいぐらい、というか付けているのを忘れるぐらいの快適な装着感です。

外した時に音楽が止まるはちょっとした対応時に便利

AirPodsにはセンサーが内蔵されており、耳に挿すと音楽が再生、外すと一時停止します。

スイッチ等による特別な操作を省けるという点でこの機能は非常に便利です。

例えば外出時、エレベーターの場所を聞いたり、スロープの介助をお願いしたり、少しのやり取りをする時・・・ちょっと音楽を止めたいなって時ってありますよね。そんな時、どちらか片方のイヤホンを外すだけで音楽が一時停止します。

普通だったら片方外してももう片方が鳴りっぱなしなので、両方外すか、結局停止するのにボタンか何かを押す必要があり、この機能は痒いところに手が届いたって感じです。

ダブルタップでSiri起動が意外に使える

これまで使っていたイヤホンのリモコンはスイッチが小さく、操作がしにくかったため、結局スマホを取り出してプレイリストを選んだり、音量の調整をしていました。

そのため、普段Siriを使うことってあまりなかったのですが、イヤホンをダブルタップするだけでSiriが使えるということもあってこの機会に使ってみました。

私は自主トレでよく階段を登ったりするのですが、その時に

(トントン)「◯◯◯を再生」

(ん、音大きいな・・・トントン)「音量を3にして」

(あ、そういえば電話するの忘れてた!・・・トントン)「△△の携帯に電話」

というこのような作業が、ほぼ階段を登りながらできちゃいます。

ポケットからスマホを取り出す際に落としてしまうこともよくあるので、意外にも重宝している機能です。

ダブルタップで着信に応答できる

これは実験してみてわかったのですが、着信時にはダブルタップで応答することができそうです。これは個人的にめちゃめちゃ便利です。

もちろんイヤホンにマイクもついており、「こんなに口元から離れていても音拾うの?」と思いますが、意外にも普通に聞こえるようです・

収納しやすい


充電器を兼ねたケースの蓋はマグネット式になっており、あまり力を使わずに簡単に開け閉めできます。

また、イヤホンを入れる部分もマグネット式になっているため、蓋を開けたまま反対にしても落ちることはありません。

AIrPodsのデメリット、不便な点

さて、ここまでAirPodsを使ってみて良かった点を書いてきましたが、不便だったり使いにくいと思うこともあります。

・落としてしまいそう

イヤホンは小さい上、丸みを帯びてツルッとした素材でできています。ケースから取り出す時や耳に挿すとき、取り外す時にうっかり落としてしまいそうになります。
(というか何度か落としています)

慣れはあると思いますが、指先が利きにくかったり感覚麻痺がある場合は気をつけなければなりません。

特にトイレに行くときは落とすと取り返しのつかないことになりかねないので、少しドキドキします。

・ダブルタップにコツがいる(のかもしれない)

これは上肢麻痺のある私だからかもしれませんが、Siriを起動するダブルタップ、これがうまくいかない場合があります。タップする場所、スピードによって起動したりしなかったり。今のところ起動するかどうかは半々ぐらいです。

・外したあとはきちんとしまっておかないといけない

コードがあるイヤホンの場合は、外した後も首に引っ掛けて置いたりできますが、AirPodsの場合はケースでもポケットでもなんでもいいからとにかくキチッと直しておかないとなくなります。

なので、先ほど「ちょっとした対応時に便利」と書きましたが、イヤホンを外したらそのあとの管理は必要です。車いすに座っていて膝の上に置いていたらいつの間にか・・・となりかねません。

ただ、ダブルタップの操作で「再生/一時停止」も設定できるので、基本的に外さずにやりくりするという方法も取れそうです。

不便な点というのは今のところこれぐらいしか思い浮かびませんが、とにもかくにも落としたり失くしたりしないかが一番の不安です。

こういう機能があればもっと良かった

最後に、もっとこういう機能があれば良かったという点をいくつか書いてみます。

・Hey Siriは対応していない

ダブルタップがうまくいかないなら・・・と「Hey Siri」(音声でSiriを起動させる方法)と呼んでみたのですが、うんともすんとも言いませんでした。

もう一度、大きな声で「Hey Siri!!」と叫んでみたのですが、やはりうんともすんともいわず、恥ずかしさだけが立ち込めてきました。

ダブルタップでSiriを起動できるので、普通はいらない機能かもしれませんが、上肢麻痺のあったりクラッチを使っていて手がふさがっていることも多いので、音声でのSiri起動も対応していればさらに便利だなあと思いました。

・ジェスチャー操作を増やしてほしい

イヤホンの着脱(もしくはダブルタップ)で再生/一時停止、ダブルタップでSiri起動と、これまでのイヤホンでは考えられないぐらいコントロールへのアクセスが良くなったのですが、音量の上げ下げ、曲のスキップなどもジェスチャーで操作できるようになるとさらに便利ではないでしょうか。

2〜3つほどのジェスチャーだけでも、自分の好みの機能や操作を割り当てられると便利そうですよね。

まとめ

今回は私の体の状態を元に、AirPodsの使い心地や従来のイヤホンとの違いについて書いてみました。

使う人の体の状態や使用環境によって使いやすかったり、使いにくかったりするかと思いますが、新たな選択肢が出てくることは嬉しいですね。

AirPodsはAppleのオンラインストア、その他家電量販店等でも購入可能です。

是非今回の記事を参考に、今後のイヤホン選びにお役立てください。


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