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砂丘用車椅子に乗り換え頂上を目指す〜鳥取砂丘に行った時のお話〜


数年前のお話。友人らと旅行の計画を立てていました。
「日帰り」「関西脱出」「ラクダ」そんなキーワードから目的地は鳥取砂丘に決定。

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鳥取砂丘と言えば、日本最大の観光可能な砂丘。ちなみに真に日本最大の砂丘は青森県にある「猿ヶ森砂丘」とのことですが、こちらは防衛省の試験場か何かで立ち入ることはできないらしいです。

…と話が逸れましたが、砂地や砂利道は車椅子の天敵。タイヤが埋まってしまい、走行できなくなってしまうからです。
そんな経験をそれまでにも何度かしてきたので、車椅子ユーザーの私でも行けるのかどうか下調べしてみることにしました。

砂丘用車椅子の貸し出しが可能

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鳥取砂丘の観光情報サイト「砂丘王国」では砂丘用車椅子を無料で借りることができます。
この砂丘用車椅子ですが、タイヤが非常に分厚く、低圧(押したらへこむぐらい柔らかい)タイヤになっているため、普通の車椅子では走行できないような道でも進むことができます。
ただし台数に限りがあるため、時間には余裕を持って行くことをオススメします。
(私が行った2010年当時は予約はできませんでした。貸し出し名簿には、外国人の名前も多く、意外とたくさんの人が利用しているようでした。)

また、介助が必要な場合も対応してもらえるそうです。必要な場合は事前に相談してみましょう。

鳥取砂丘のバリアフリー

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砂丘の入り口は少し階段を上った場所にあります。鳥取砂丘では砂丘のバリアフリー化が進められており、砂丘に入るまでの道に木造スロープが設置されており、車椅子でも難なく砂丘に出ることが可能です。
スロープを上った先は一面に砂丘で、とても雄大な風景を眺めることができます。

頂上を目指す!

鳥取砂丘には「馬の背」と呼ばれる高さ47メートルを誇る丘があります(ラクダの背じゃないんだ…)。
かなりの急斜面で、歩いている人も砂丘に足を埋めながら苦労して登っています。
ここを車椅子で登るには、車椅子を後ろから2人が押し、さらに車椅子にくくりつけたロープを前から2人で引っ張る必要があります。

 この日はとても風が強く、砂がまるで針になったかのように前進を攻撃してくるという悪コンディション。 半ズボンで坊主の友達は半泣きでした。


この日はとても風が強く、砂がまるで針になったかのように前進を攻撃してくるという悪コンディション。
半ズボンで坊主の友達は半泣きでした。

写真のように、なだらかなところは3人で進むことができます。ただし斜面の具合によっては4人、5人がかりで押す場面もありました。

そしてこの日は自分的砂丘ファッションでキメてきたのですが、4人が「うお〜!」とか「そりゃ〜!」とか必死に声を上げて車椅子を進める中、余裕の表情で乗る姿が「どこの国の王子やねん」という感じで注目の的でした。車椅子が珍しいのか、私たちの姿が面白いのかは分かりませんが写真を撮る人もチラホラ(笑)

登った先には海が広がり、砂丘と海のコラボレーションがこれまた絶景です。

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車椅子で馬の背を登るのは大変でもありますが、(車椅子に乗る人も含めた)連帯感や団結力、そして「そこまでしないと登れないんや」というのが逆に面白く、魅力であると私は思います。
是非、鳥取砂丘に足を運んでみてください。


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