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「Be Happy!」とは、人生がより楽しく、より豊かになるように当事者目線で情報を発信し共有する事でそれぞれがHappyになろうというプロジェクトです。

 私は旅行先で転落事故によって頸髄を損傷しました。病院のベッドで全く動かない身体を見て言葉にできない絶望感を味わい、絶対に治る事はないと思っていました。そんな時、主治医に自分の身体の状態を細かく説明してもらった後に

「頑張れば数%の確率で治るから!」

と言われた時、

「確率は少ないかもしれないけど、0%じゃない!治る!」

と気持ちは前を向き、どんな状態でも楽しい人生を早く過ごしたいと思うようになりました。

 早期の社会復帰を目指す中でやはりリハビリは重要です。一般的にリハビリでは主に食事、整容、更衣、排泄、入浴、移乗、コミュニケーション、移動など、ADL(日常生活動作:Activities of Daily Living)訓練をして自立を目指していくのですが、全てを獲得するには膨大な時間がかかります。限られた入院期間では全てを獲得するのは無理なので、出来ないことは物に頼り、物がなければ人に頼る事で、最低限のADLを獲得ました。さらに、より楽しい人生を過ごすために、QOL(生活の質:Quality of Life)の向上が必要だと感じました。しかし、QOLを向上させるには問題があります。

 例えば、どうしても寿司を箸で食べたい(=QOL)と思い、病院にあったお箸の自助具を用いて訓練しましたが、なかなか使いこなすことができませんでした。しかし、退院してから外でご飯を食べにいった時、隣の席にたまたま同じ頸髄損傷者が使っていた少し形の違う箸の自助具を見て知る事ができ、今ある機能ですぐに使えるようになりました。

 このように情報を知ることでQOLは簡単に向上する事を実感しましたが、情報社会の現代なのに自分が必要とする情報がなかなか見つからず苦労しました。

 ADLが高ければ比例してQOLも向上しやすくなりますが、ADLの獲得は人によってはかなり時間がかかります。私は専門的な頸髄損傷のリハビリをしていません。そのため、

○更衣はできません。

○食事は環境設定がないと一人で食べられません。

○移乗はできません。

それでもより楽しく、より豊かに人生を過ごしています。一人で何も出来なくても人生を豊かに過ごす事は可能なのです。

 様々な情報を共有してみんなでHappyになりましょう!